検査会社の仕事
検査会社の仕事は、依頼された検査対象貨物が、定められた基準に対して合格か不合格かを判定し、結果を報告する(場合により指定のフォームに証明書という形式で報告する)ことです。
合否判定時に、改善策を提案することで合格に導くことも重要な仕事のひとつです。
また、利害関係のない第三者として真実を証明することで、迅速な通関・流通に役立つことや契約者間のトラブルを回避し良い関係を持続するためのサポートをします。
定められた基準とは?
- 輸入国の法令
- 国際規格・基準(JIS, JAS, ASTM, DIN、ISO, SNI, など)
- 輸出入者間で取り決めた契約内容(サイズの範囲、成分値範囲、色むらの範囲、梱包方法、賞味期限など)
- その他、依頼者の要求される基準
商品の品質は、検査の品質と比例しています。
厳しい検査に合格する商品は選び抜かれた一品としてブランド化され安全に流通します。
検査会社は安定した高品質の検査が常に行えるよう努力し続けることが最も重要な仕事といえます。
検査の種類
政府系検査(船積み前検査・適合性検査など)
損害貨物保険検査
第三者検査(数量・品質・梱包など)
工業製品検査