コンテナ到着後、扉を開けたら貨物が足らない
【確認すべき事】
- 出荷貨物書類の内容が契約書類と一致しているかどうか
- 船社シールが破損していなかったかどうか
【考えられる原因】
- 最初から数量が足らなかった
- 出荷国・輸入国の税関などで抜き取られた
- 強盗団に強奪された
- コンテナに破損があり抜け落ちた
【対処法】
積み込み時に検査会社立ち合いを依頼し、船社シールとは別の検査会社のコンテナシール施錠も依頼しておく
税関検査時に検査員を第三者として立ち会い依頼する
【第三者を使ってみる価値】
盗難も保険対象であれば損害も補償されますが、納期遅れなど現実的な被害は甚大です
以前は、コンテナシールを特殊な薬剤を利用し開錠・再施錠する手口が多かったが、コンテナシールも改良がなされ犯罪件数も減少していました。しかしながら新たな手口としてコンテナシールを3Dプリンターで作るケースが発生しています。
犯罪はいつの世も進化し続けるもの、残念ながらコンテナ内の商品窃盗も例外ではないようです。
検査会社のコンテナシールが施錠されていることで、犯人にとって開錠する手間も増えたり、特別な検査済みであることが一目瞭然なため狙う側もハードルが上がり被害を未然に防ぐツールとして第三者を使う価値はあるようです。