002:到着貨物が減っている

コンテナ到着後、扉を開けたら貨物が足らない

【確認すべき事】

  • 出荷貨物書類の内容が契約書類と一致しているかどうか
  • 船社シールが破損していなかったかどうか

【考えられる原因】

  • 最初から数量が足らなかった
  • 出荷国・輸入国の税関などで抜き取られた
  • 強盗団に強奪された
  • コンテナに破損があり抜け落ちた

【対処法】

積み込み時に検査会社立ち合いを依頼し、船社シールとは別の検査会社のコンテナシール施錠も依頼しておく

税関検査時に検査員を第三者として立ち会い依頼する

【第三者を使ってみる価値】

盗難も保険対象であれば損害も補償されますが、納期遅れなど現実的な被害は甚大です

以前は、コンテナシールを特殊な薬剤を利用し開錠・再施錠する手口が多かったが、コンテナシールも改良がなされ犯罪件数も減少していました。しかしながら新たな手口としてコンテナシールを3Dプリンターで作るケースが発生しています。

犯罪はいつの世も進化し続けるもの、残念ながらコンテナ内の商品窃盗も例外ではないようです。

検査会社のコンテナシールが施錠されていることで、犯人にとって開錠する手間も増えたり、特別な検査済みであることが一目瞭然なため狙う側もハードルが上がり被害を未然に防ぐツールとして第三者を使う価値はあるようです。